相良サマより頂戴しましたv

うさみみ仮面、相良さんVer.での続きですvv









――――― ソロの策略により " うさみみ仮面 " と化してしまったピサロ。
うさみみだけでは無く、サーモンピンクの全身タイツにピンク縞の提灯ブルマー。お尻には愛らしいふかふか尻尾。エビルプリーストも腰を抜かして逃げ出しそうなファッションに身を包んだまま、ピサロはデスパレスの自室に篭っていた。

( 人助けしないと戻らないんだよ )

ソロの言葉が脳裏を過ぎる。
人を助けるという事は人前にこの姿で出ないとならないわけであり。………それは何とも避けたい事態である。
この黄色いアイマスクがあるとて、ピサロの銀髪までは誤魔化せられない。銀髪の魔族、それだけで大抵ピサロを知る者は察してしまうだろう。

とはいえ、何とかしなくては永遠にこの痴態のまま………!!

「おのれソロ………。この恨みどうしてくれようか」
………ふと、思った。
人助けで元の姿に戻る。………そしてこの姿を知るのは己とソロのみ。つまり………………。
ソロの弱みを握り、それを助ければ元に戻る&逆襲も完了出来るという事!!

ぐっと握り拳を作り、ピサロは立ち上がった。





さてさてピサロが人目を忍んで飛んで来た先は山奥の村。そこにいるはずのソロに逢いに来たピサロだったが、そこで見たものはスライム達とのんきにお昼寝をしているソロの姿だった。

( 人がこんな格好をしている時にこいつは……………… )

………はた。
黄色い仮面の下でピサロの瞳が意地悪く歪む。
ピサロは手を翳し、すやすやと愛らしい寝息を立てているスライムを見詰めた。
かつて某進化の秘法に身を堕とした時に身に付けたこの技で。ソロを困らせて遣ろうと。

――――― 出でよ、進化の秘法!!

そのあらゆる事象を歪ませる超進化でこの小悪魔勇者を恐怖のどん底に陥れるのだ!!
もはや人助けもへったくれも無い。





「ん………ん………」
何やらぬるぬるしたものを感じ、ソロは目を覚まし。片目を擦ろうとするがその四肢が拘束されている事に気付いた。
一緒に寝ていたはずのスライムがねばっちょい物体と化し、うぞうぞとソロの身体の上を這いずり回っている。そしてその眼前にはピサロの姿。
「!?………う、わああああ!?何、何!?此れ………っ………」
「ふっふっふ、目を覚ましたか、ソロ」
「ピサロ!?………何で………っ、人助けして来いって言ったのに………っ!!」
慌てるソロの言葉にピサロがにやにやと笑い。
「人助けに来て遣ったでは無いか。お前という " 困った人 " を助けにな」
そうこう話している間にもスライム ( だったもの ) はうぞうぞとソロの服を粘液塗れにし、服の上から胸の飾りを刺激している。刺激に堪え瞳を歪めるソロにピサロが首を傾げ。
「それとも、まさかその状況に悦んでいるのではあるまいな?最近、禁欲生活が続いているとて、まさか………」
「な、わけないだろ………っ。 ――――― っ………ぅんっ………………」
「助けて欲しければ言え。助けて遣る」
ぶるっとソロの身体が震え。歪んだ瞳の奥でその光が " 後でギガデインかまして遣る " というオーラを出しまくっていたが、今はそんな余裕は無い。
震えた声色で、悔しそうに。
「………助け、て………」
その言葉を、紡いだ。
ピサロがその言葉に勝利を確信し、笑みを深め。そして手を伸ばすとスライム ( だったもの ) を剥ぎ取り始めた。
ぬるぬると纏わり付いてものは流動系といえども固形である為、掴んで引っ張ればずるずると簡単にソロから剥がれていく。
奪い去ればそれを遠くの草むらに放り投げて。
ようやくにソロは再び自由を得た。 ――――― 粘液塗れだが。
「さあ、ソロ。言って貰おうか」
「………へ?何を………」
「感謝の言葉だ」
視線で人を殺せるのなら、まさに今ソロは死んでいただろう。ザキ、ザラキ、ザラキーマ、全てを宿しているようなピサロの眼光にソロが息を飲み。
「 ――――― あ………ありがとう………」
つい、その言葉を口にしてしまった。
瞬間、ピサロの身体が眩いピンク色の光に包まれ、そして ――――― 元の姿へと戻った。
悔しそうなソロの前でピサロは勝ち誇っており。
「残念だったな、お前の悪戯も此れまでのようだ」
「………くう」
「さて、どう料理してくれようか………」
くいっと顎を掴まれ、ソロは焦りの色を強めた。………ピサロは本気だ。今なら三角木馬すら使いかねないっ。
「だ、だけどさ………」
「何だ」
「………ピサロだって実はのりのりだったんじゃないの?こっそり鏡に向かって " うさみみ仮面参上★ミ " とか遣って………」
「遣るはず無いだろう!誰があんなうさみみ仮面………!! ――――― あ」
ピサロが口を抑えるのとソロが親指を立てるのとほぼ同時だった。

再び眩いピンク色の光が山奥の村に溢れかえる。そして、ピサロの悲痛なる叫び………………。










ブランカには2つの伝説がある。1つは天上から舞い降りた天女がきこりの青年と恋に落ちたという伝説。
もう1つは怪しいうさみみ男が世の為人の為に夜な夜な暗躍しているという伝説である。

……………… TO BE THE NEXT DRAGON QUEST X ………………

「ちょっと待て!!何百年遣らせるつもりなんだ!?」








    



うわ〜〜っ、相良さまより、誕生日プレゼントにと、頂戴してしまいました!!
すごいです! うさみみ仮面ですよ!!!
あのWeb拍手のトコにこっそり出没中のあの正義の味方(笑)、相良さんが書いて下さいました!!
もお感動ですvv 最高ですvvv
うさみみ仮面ばんざいです!!!
大爆笑しちゃいましたvvv
素敵なプレゼント、本当にありがとうございますっ!! 大感謝ですvv

2006/5/15

この作品は【Little Moon】相良さまよりの頂きものですvv