| 帰っておいで―――ソロ みんながね、そう言ってくれたの。 もうおしまいだって…そう思ったのに。 きっと嫌われちゃうって、そう怯えてたのに。 翼のコト。 変じゃない‥って。 人間でなくても関係ないって。…それが仲間だろうって。 居て…いいんだって。オレ‥みんなの側に居て…本当にいいんだ。 だってね、伝わるんだ。 暖かい気持ちが。 嘘じゃないんだって‥判るんだ。 だから‥ 見つけたの。 ―――還る場所 失くしたと…もう無いのだと思ってた、暖かい場所。 優しい想いの帰る場所。 そしてね――― いっぱい心配させて、ごめんなさい。 でも‥ 迎えに来てくれて、すごく嬉しかった。 あんなに苦手だって、言ってたのに。 オレの為に、曲げて来てくれたんだね。 扉越しに伝わる声音が。酷く切なくて。 オレ‥思い出したんだ。 あの日。翼が発現したあの時見た、ピサロの酷く傷ついた表情を。 そして、オレを叱りつけつけた‥真剣な瞳のクリフトを。 だから‥勇気持てたの。 みんなの元へ帰る勇気。 だって‥ ２人はね、ちゃんと居てくれるから。 それだけで‥オレは大丈夫なんだ‥って。知ってるもの。 だから‥扉を開けられた。 ―――お帰りなさい ―――ただいま‥ |
 天空城の竜の神の部屋へ立てこもった時のお話。 |
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２００７/１２/２１ |
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