ブライの移動呪文で町へ戻った一行を見送って。ソロと共に残ったピサロとクリフトが、

室内にと戻った。

先程まで使っていた大広間ではなく、2階へと移動する。

「‥疲れてはいないか?」

「うん、オレは平気。2人の方がいっぱい疲れてるでしょう‥?」

そっと頭を撫ぜてくるピサロに寄り添って、ソロが両名を窺い見た。

「まあ‥な。あらゆる意味で疲れたな‥」

「ふふ‥ピサロさん、かなりキテましたよね‥確かに。」

昨晩から、珍しい表情ばかり目にしたクリフトが、クスリと笑った。

「そう言う貴様は疲労を窺わせないな?」

一睡もしてないのは同じなのに。意外としゃんとしているのが不思議と、苦くこぼす。

「ああ‥天界で頂いた飲み物が、疲労回復効果のあるモノだったらしくてね。」

「ああ‥あれ。うん、確かに回復するよね、すっごく。」

「‥成る程。まあ、それなら遠慮せず済むな。」

居間へと着くと、ピサロがソロを横抱きにした。

「ちょ‥ピサロ、何‥?」

「寝室でする事など、決まってるだろう‥?」

ニッと口元で笑んで、開いた扉をくぐる。

「だ‥だって、疲れてるんでしょ?」

途惑うソロをスタスタ運んで、ピサロがベッドへ降ろした。

そのまま圧し掛かるよう自分もベッドに乗り上げて、スッと顔を近づける。

「だから‥だろう? 加減出来ぬかも知れんが、付き合え。」

「ん‥っ、ふ‥‥‥」

不敵な笑みの後、唇が重ねられた。吐息すら奪うような、性急で濃厚な口接け。

「ふ‥ぁ。はあ…はあ…」

解放された時には、ソロの息もすっかり上がってしまっていた。

「も‥話‥ホントにあった‥のに‥‥‥」

「どんな…?」

紅潮した頬で眉を下げるソロに、服を剥ぎながらピサロが訊ねる。

「だ‥から。‥ん…」

逆サイドからベッドに乗り上げてきたクリフトと、肌を弄ってゆくピサロに目を移して、

ソロが甘い吐息をもらした。

「あっ‥ん。も…しゃべれない‥よ、ぅ‥ん…」

胸の突起に唇が降りて、ソロの声が艶増した。

「ソロの話って‥これのコト‥ですか?」

左手を手に取ったクリフトが、薬指に輝くリングを指し、その甲に口接けた。

「‥ん。それもある‥けど‥‥‥わっ?」

すっぽりと上着を脱がされた反動で、ソロの上体が浮き上がる。

ピサロは彼の横に身を滑らせると、露になったソロの翼に手を伸ばした。

「んっ‥」

ピクン‥と小さな翼が身動ぐ。

「‥我々にすら、そう簡単に晒さなかったのに。随分気前よくなったな‥

 あんなにベタベタ触らせおって…」

拗ねるような口ぶりで。ピサロが全体を撫で回した。

「‥ん。だって‥確かめ‥たかった‥んだもん。」

「何をですか?」

「‥あの、ね…。天界でね‥思い出したの。」

ソロがふわりと微笑んだ。

「ピサロとね、クリフトの手がね‥いつも優しかったコト。だから‥ホントだって…

 そう思ったの。だから‥みんなの気持ちも、伝わるかな‥って…」

「それで‥触れさせたんですか?」

クリフトも片翼へと手を伸ばした。

「うん‥。」

「‥で? どうだったのだ?」

「うん‥あのね。温かだった‥よ? すごく‥優しかった…

 それにね。違う‥って。言ってた…。他の天空人とは違う‥って。」

「そう言えば、そうでしたね。」

「クリフトは知らなかったの‥?」

「ええ。私も魔王さん同様、他の方の翼の事は判りませんので…」

「そっか…ん‥はあ‥っ。も…ダメ‥だよ‥‥‥」

執拗に翼を弄られて、熱を煽られてしまったソロが、身を捩らせる。

「私もいい加減限界でな。‥もう良かろう?」

つい‥と顎を取ったピサロがソロを横向かせて、口接けた。

「ん‥オレも…限界‥‥」





すうすうと穏やかな寝息を立てるソロ。

共に眠っていたクリフトが、ふ‥と目を覚ますと、身体を起こし、隣で眠るソロを覗った。

安らいだ顔の彼に、ほう‥と安堵の息がもれる。

天空城で[呪い]なんて単語を耳にした時は案じたが。どうやら最悪の事態は避けられた

らしい。

そっと額にかかる翠の髪をすくい上げて、小さく微笑む。

「‥早いな。」

まだどこか眠そうな表情で、ピサロも身体を起こした。

時刻は太陽が頂点を越え傾き始めた頃だろうか。射し込む光がまだ明るい。

「ピサロさんもね。まだゆっくりなさっては?」

「‥ん…あれ‥‥‥?」

気配に気づいたのか、ソロも続けて目を覚ました。

「…ここ‥どこだっけ…?」

宿と違って高い天井。どこか見覚えのある‥ソロはぼんやり思考を巡らせる。

「なんだ‥忘れたのか?」

ふわっと降りた大きな掌が、頭をがしっと捉えた。

「ピサロ。もお、乱暴にしないでよ…」

髪をぐしゃぐしゃ掻き混ぜられて、ソロが逃げるように跳ね起きた。

「ふふ‥おはようには遅いですかね、ソロ?」

「クリフト。えへへ‥おはよ。」

すっと伸ばされた手の方へ擦り寄ったソロが、彼の手櫛を心地良さそうに受ける。

「ここがどこか思い出しました?」

「うん。‥あの別荘だったんだね。オレ‥みんなに背のコト、打ち明けたんだった。」

「ええ。」

「‥みんな。もっと驚くかと思ったけど。なんか‥あんまりビックリしてなかったね‥」

「お前が気に病み過ぎなのだ…そう再三言い聞かせたろ?」

のんびり話すソロを自身の方へ引き寄せて、腕の中に納めたピサロが嘆息混じりに吐いた。

「‥うん。」

こつんと広い胸にもたれ掛かって、ソロが小さく頷く。ふ‥と視線を手元に落としたソロ

が、薬指に光るリングに目を止めた。

「‥そうだ。あのね…」

何事か思い出したように顔を上げて、ピサロとクリフトの顔を覗う。それから言い出しに

くそうに、考える仕草で指を口元に持っていったソロが唸った。

「どうかしたんですか?」

「あ‥うん。…あの、さ。もしかして‥だけど。その‥ね。…バレちゃってるのかな。

 あの‥えっと、ピサロのコト…」

頬を染めて、気不味さと気恥ずかしさを滲ませた様子で、両者を見つめるソロ。

思わずピサロとクリフトが、顔を見合わせた。

「…あのね。マーニャがね、ピサロに食べられちゃう‥とか、そんなコト言ってたんだ。

 もしかして‥みんなそのコトも知ってるのかなあ…?」

自分が知らぬ間に、クリフトとの仲が周知の事実になってたので。今度もなのかと、急に

心配になってるソロだ。

「‥う〜ん。ピサロさんがソロを特別に扱ってるのは、もう皆さん承知でしょうが。

 どこまでの仲と推察されてるかは、微妙ですねえ。」

「‥あのね。バレたら不味いと思う?」

ソロがクリフトに伺いを立てる。

「ソロはどうしたいんです?」

「‥うん。‥もう内緒にしとくの、疲れちゃった。」

ぽつんとソロが本音を吐いた。

「ピサロはさ‥どう思う?」

俯いたソロが顔を上げ、振り仰ぐ。

「‥お前が隠さずとも良いのなら。堂々所有権を表明出来るからな。構わぬぞ?」

ぎゅっとソロを抱きしめて、機嫌良さそうな笑みでピサロが告げた。

最近は現状でもかなり堂々と、ソロを独占している魔王であるのに‥。

クリフトがこっそり嘆息を吐く。

「まあどちらにせよ。この指輪については、近く女共が訊ねてくるのではないか?」

ソロの左手を取ったピサロがその指へと唇を寄せた。

「あ。ピサロさんも気づいてました?

 皆さん何も仰いませんでしたが。気づいてましたよね、あれ。」

「‥指輪のコト?」

確かに隠さず身につけたままだったが。特に触れられなかったので、気づかれずにいたと

ばかり思っていたソロが、首を傾げる。

「能天気に見える連中も、流石にあの場では遠慮したんだろう。」

「‥そっか。じゃ‥戻ったら、訊かれるかなあ?」

「まあ。すぐでなくとも‥覚悟はして置いた方が良いでしょうね。」

「話しても良い?」

ピサロへと伺って、それからクリフトにも確認する。

「ああ構わん。」

「ソロに任せますよ。」

「‥うん。」

にっこり頷かれて、ソロも安心したように笑んだ。

ぐ〜きゅるるる‥

気分が落ち着いた所で、ソロのお腹が盛大に鳴った。

「オレ‥お腹空いちゃった。考えたら昨日の昼から何も食べてないんだ…」

言っててますます空腹を覚えたソロが、腹を押さえて眉を下げた。

「ここには大した食材残ってませんから。町へ戻りますか?」

「う‥ん、そーだね。戻ろうか。」



「ごちそーさまでした。」

ゴットサイドに戻った3人は、真っすぐ宿の食堂へと向かった。

パクパクとパスタとサンドウィッチを平らげたソロが、満足げにフォークを置いて、手を

合わせる。

「よかった。食欲は落ちてないみたいですね。」

残っていたジュースを飲み干して、グラスをテーブルに戻すと、クリフトがにこにこと話

しかけた。

「うん。もう大分体力も戻ってるみたいだし。そろそろオレも洞窟メンバーに加わろうか

 なあ‥って思ってるんだ。」

「何‥!?」

にっこり答えるソロに、眉を寄せたピサロが苦い顔を浮かべる。

「大丈夫。無理なんかしてない。本当だよ‥?」

「‥あ、ソロ。戻ってたのね!」

微笑むソロに何事か口を開きかけたピサロだったが、それより先に食堂の入り口から声が

掛かった。

パタパタと歩み寄って来た少女が、更に言葉を続ける。

「お帰りなさい、早かったのね。」

「そうかな? アリーナ達はお風呂の帰り?」

「ええそう。戻ってからお食事済ませて‥さっき起きたばかりなの。

 ソロ達もちゃんと身体休めた?」

「うん。ああ、そうそう。アリーナ、明日なんだけどさ‥オレもそろそろ前線復帰しよう

 と思ってさ。メンバーに加わりたいんだ。」

「まあ。ソロったら、大丈夫なの?」

側で聞いていたマーニャが頓狂に声を上げた。

「うん。いろいろ溜め込んでたの吐き出したせいか、なんかスッキリしてさ。だから‥

 平気だと思うんだ。」

「そう。判ったわ‥その代わり、本当に無理はしないでね?」

一呼吸置いて、アリーナが了承する。マーニャも仕方ないと頷いた。

「ソロ、私も同行するからな。」

彼の隣に座るピサロが苦々しい顔のまま告げる。

「そうね‥ピサロとクリフト、後は私が同行するわ。

 それで、本当に問題なさそうだったらリーダー復活ね。」

「ええ? それじゃあ、オレ‥テストされるみたいじゃん。」

「あら‥解った?」

渋い顔で口を曲げるソロに、アリーナが微笑んだ。

「無事合格して、本格的に復帰してね、ソロ。」

「…試験官が厳しくない?」

「文句のない人選だと思うわよ? ね?」

いろいろ言いたげなピサロの視線と、黙したままのクリフトにハラハラするソロだが。

アリーナは両脇に立つ姉妹の賛同を得て、魔王と神官の了解も取り付ける。

「…ホントに大丈夫なんだけどな。」

テーブルに肘を着いたソロが、ぽつんと呟いた。

なんだか保護者同伴‥みたいな復帰は些か頼りないと思うのだけど。

それでも。本音を吐けば、心強いのも確かなソロであった。




「さて‥と。では‥聞かせて貰おうか?」

部屋に戻ると、ベッド端にどっかり腰を下ろしたピサロが、対面にちんまり腰掛けたソロ

へ威圧的に問うた。

「…だって。ホントにもう大丈夫‥なんだもん。」

「‥確かに随分回復はしたが。いきなりあの洞窟は、無理があるのではないか?」

「そりゃ‥あそこに棲息してる魔物が強いコトくらい、承知してるさ。でも‥

 戦いの勘を取り戻すには、その方が手っ取り早いもの。奴だって、いつアレを完成させ

 るか解らないんだしさ。ミネアは何も言わないけど‥もう時間ないって、そんな気がす

 るんだ。ピサロだって‥思ってるんじゃない?」

真っすぐな眼差しに、ピサロが重く嘆息する。ソロはそれを返事と受け取った。

「‥やっぱり。ねえ、クリフト。クリフトも‥オレが復帰するの反対?」

ベッドの間に立って2人のやり取りを見守っていたクリフトが、微苦笑し、ソロの頭に手

を置いた。そのまま彼の隣に腰掛けて、目線を合わせて口を開く。

「…そうですね。本音を言えば‥もう、あなたに剣を持たせたくないのですけど。

 勇者‥としてのあなた無しでは、パーティが纏まらないのも事実です…」

「え‥洞窟探索、上手く行ってなかったの?」

意外な言葉に、ソロが怪訝な顔を浮かべた。

「特に問題が生じた訳ではないのですが…。なんというか、モチベーションがどうも‥」

「洞窟攻略くらいなら、個々の戦闘力でカバー出来るものだが。お前がパーティを率いて

 る時とは、比べものにならぬくらい脆弱なのだ。」

「…そーなの?」

言いにくそうに語るクリフトを継いで、ピサロが嘆息混じりに答えた。

きょとん‥と両者を覗うソロ。微苦笑したクリフトが、そっと彼の頭を撫ぜる。

「‥そーなんですよ。実は‥昨日私とピサロさんが同時に選ばれたのは、その辺の事情も

 絡んでの事だったんです‥」

「サントハイムの姫がな、確信が欲しいとか言い出してな。」

「ふうーん。そーだったんだ‥。

 オレなんか居なくても、旅に支障ないんじゃないかと思ってたんだけどなあ…」

ぽつ‥と呟くソロの頭に今度は魔王の手が降りた。ガシガシと乱雑に撫ぜる手が肩へ移る

と、躰を折った彼の顔が間近に迫る。

「お前がパーティから離れれば、間違いなく分裂するぞ。そもそも私がそれと組んでる事

 自体、あり得ぬからな。お前の存在あればこその現状だ。いい加減自覚しろ。」

ソロの頬へ伸びた手が、柔らかい肉を摘まんで両サイドに引っ張った。

「ひゃ‥ん。もぉ‥ピサロ、何するんだよお‥?」

悪戯な手を払い退けて、ソロがじーんと響く頬を摩りながら睨めつける。

「可愛くない事言うから、苛めちゃいたくなるんですよ?

 言ったでしょう‥? 『なんか』は止めましょうって。」

すっと耳元で囁かれたと思うと、そのまま肩を押され、ベッドに縫い止められてしまった。

「ん‥‥っ。」

「まだ愛し足りなかったんでしょうか‥?」

重ねられた唇が一旦離れて、ガッカリ紡いだクリフトが、その首筋に顔を埋める。

「ちょ‥クリ‥フトっ。‥ゥん、ね‥待って、ってば…や‥ん‥‥」

昼間かなりガッツリ戴かれてしまったソロなので。

その余韻がまだ残っているのか、吐息がすぐに艶を孕んでゆく。

「ココは‥乗り気みたいですけど? それともこちらに伺い立てましょうか‥?」

上着の裾をたくしあげ、露になった果実を指でつついたクリフトが、クスリと笑う。

同時に反対の手が背へ回り込むと、柔らかな翼をそっと包んだ。

「ひぁ‥っん。ああ‥‥も‥クリフトの‥バカぁ‥」

ビクンとその背が撓り、甘い声がこぼれた。



「はあ‥はあ‥‥。今夜はのんびり過ごそうと思ってたのに‥」

いつの間にか夜の帳に包まれた室内で、すっかり体力を消耗してしまった様子のソロが、

ぐったりと四肢を投げ出しぼやいた。

「ピサロもさ、オレの体力心配してくれるなら、手加減してくれても良さそうなのに…」

「もうすっかり元気だ‥と宣言したのはお前だろう?」

じと目で睨むソロを肩で往なして口の端で笑う。

「ですねえ。今までのソロなら、一晩眠ればすっかり回復してましたから。

 問題ないでしょう? まだ夜は長いですから。」

にっこり宣うクリフトに、ソロがこっそり吐息を落とした。

‥どうやら明日への試練の意もあったらしい。

愛されてるのも、大事に思われてるのも‥判り易く示されたばかりのソロだったが。

冒険に戻る為の最大障壁にぶち当たった気分なのも確かで。


平穏な夜をいかに確保するか、ふと思案にくれるソロなのだった―――




2007/10/4



あとがき

ソロ編も6章の終わりが近づいて来たかな‥といった感じの「翼の記憶」。
ソロを長年苦しめていた悪夢の正体の発覚―――が、今回のメインだったんですが。
その後のソロの行動は、全く未知の部分で。
気づいたら、このようにまとまっていました。思ってたより、元気みたいです(^^

さて。どーでも良いコトなんですが。一応‥裏話を少し。
まずは‥裸足で飛び出したソロ。
天空城の竜の神の部屋で、やっとその事実に気づいたソロでしたが‥
天界で目覚めた時に、用意されてた室内履きを履いたので。
町へ戻った時はそれをそのまま履いてました。(どうでもいい?)

名前の由来。
母親が彼に与えた唯一のものでもある名前―――それが、絶望から齎されてしまった
ものなので。 結果―呪い―のような作用を招いてしまった。
‥とゆーコトで。厳密に言えば呪詛とは違います。
ただまあ、結果的にソロを苛み続けたので、竜の神も否定しなかったんですね。
その辺の事情は、魔王&神官には伝わったようですが‥

翼。
ソロの翼が、梟の羽根のようだ―――ってのは。
実際梟に触った時に、真っ先に浮かんだイメージが、彼の翼だったからですv
鳥の羽根‥と一口に言っても。実はその感触は様々で。
セキセイインコの羽も柔らかくてほわほわしてますが。
梟は、まるっきり違うんですよ!!
無音で羽ばたくその翼は、ボリュームの割に軽量で。うっとりする程しっとり‥
気持ちいいんですvv(一日中触ってたいくらいv)
一般の天空人の翼は‥白鳥のイメージで。
ソロは梟―――とゆーのが、マイ設定です(^^
なので恐らく。ソロが飛翔出来るくらい翼が大きくなった時‥
彼は無音で飛べるんだろうな‥と。
そうそう。
ミネアは子供の頃、梟の世話をしたコトがあったので。
「ああ」と思い出せたんですね。(念のため)

金色のキメラの翼。
「一夜」の中で酔いつぶれたクリフトを竜の神が天界に連れ帰ったのは‥
この魔法道具を渡す為‥だったんですね。実は。
道具の所有者が、天界から下界へ下って初めて道が築ける‥といった代物なので。
天界に来て貰う必要があった―――と。
ソロには割と過保護な神なので。定期的に報告を‥とでも迫ったのでしょう。
困った神です‥(^^;

‥とまあ。
なんだかいろいろ語ってますが。何か語り忘れてるような‥?
‥ま、いいか。

とりあえず‥
ここまでお付き合い下さった方、ありがとうございました!