↑『外伝シンシア2』

表紙絵より‥

実はこの表紙。一度紛失してしまいまして☆
原画がなかった時、コピーした原本を別に作ったので、裏表紙だけ違うのが現在のカバーとなってます(^^;

この頃は全て手作業だったんだよなあ‥。
←『外伝シンシア2』

扉絵より‥
「ロザリー。私‥ロザリーガ大好キヨ‥‥。」
おやすみなさい‥の言葉の中に、別れを予感させる響きを含ませるかのようなるうに、不安を覚えるロザリー。
「‥るうはね、ピサロ様をとっても信頼してました。‥‥私、今でもピサロ様を‥信じてます‥。」
静かに自分の思いを語るシンシアをピサロは不思議そうにみつめる。
↑ 
思いがけない再会は、束の間で‥。
哀しい別離が迫っていた。
「…お前の信じた道を行くがよい‥。
‥幸せになっておくれ…」

『誰の心にも光と闇が在る‥。
これらを薬とするか毒とするかは、
己自身なのだ‥‥努々忘れるな‥』

祖父が残した言葉を胸に刻みながら、
今はただ‥哀しみに暮れるシンシア
だった。
→ 「本当にありがとう‥」
すっかり傷の癒えた彼女がにっこりと微笑んだ。

陰険な魔道士にひどい目を見たばかりなのに‥
下手をすれば、その生命すら危うかったと知ってるはずなのに‥

微笑む少女は、先刻の緊迫した状況を、あっさりと越えていた。
「私どうして呪文が使えるの‥?」
魔力が戻っているコトに驚くシンシア。
 「つくづく解らん奴だよ‥」
そう言いながら笑うピサロ。
ピサロの依頼との交換条件に願い出たのは、生まれたばかりの赤ん坊を解放する事―――
ピサロが妥協したのは、故郷へ帰す事だけで‥‥。
「聖なる乙女の祈り」でしか解けない封印の解除をする為に、巫女の装束に着替えるシンシア。

          →

ロザリーを純粋に慕う彼女に、ピサロは‥

「‥彼女が望む事、叶えてやってくれ。」

そう静かに話すのだった。
「もうしばらく、子守りを頼むぞ。」そうアルに伝えるピサロ。
子供扱いに不満なシンシアが眉を寄せ、頬を赤らめた。
シンシアが去った後。滞在中彼女がよく足を運んだ見張り台で、静かに遠く空をみつめた。
「…本当に‥いろいろありがとう‥。

‥さよなら‥!」

ロザリーの元へ帰る日の朝。
モシャスでシンシアの姿へ身を変えた彼女は、その感謝の想いを込め、キスを贈った。

不安に揺れる日々を、支えてくれた彼だったから―――

「るう」でも「シンシア」でも「変わらない」‥そう言ってくれた彼に、いつしか惹かれて。
‥‥ほんの少し。
…忘れさせてくれたから‥‥。

「ロザリー!」

「るう…!! 帰って来てくれたのね‥!
‥‥心配したのよ…。」

「…心配カケテ‥ゴメンナサイ。
モウ ドコニモ行カナイカラ…!!」

ロザリーにしがみつきながら、るうは涙を零した。
――もう二度と会えないかも知れない。
そんな思いを秘め去った日が本当に遠く思えた。暖かく懐かしい香りに包まれながら、「るう」にとっての帰る場所が彼女の元なんだと、改めて感じる。

シンシアの故郷はすでに無く…
身寄りも、親しんだ人達もすでに居ない。

素直に思いを寄せられるのは、「るう」が母のように慕っていた彼女だけだった―――


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